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少しの綾で②

河内です。8月も半分以上が過ぎました。依然、カメスピードではありますが日々お客様の服づくりに取り組んでいます。

先日ようやく身頃が一体になりました。
表地に芯を据えて身返しを返した時は綺麗に出来たと思ったのですが、

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翌々日に脇と肩を縫ってボディに架けると欠点が。
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原因は身返しの地の目が歪んでいた事と、しつけ糸の糸調子が強かった事ですが、ほんのちょっぴりミスしたツケが二日かけてジワリジワリと現れてきました。

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無事修正が出来てひと安心です。

ほんの少しの綾に翻弄される、なかなか油断ならない日々を楽しんでいます(・∀・)
今日は上衿をかけます♪



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少しの綾で。

河内です。師匠のお客様のスーツの仮縫い・補正が終了し、本縫いをしています。

第一回ミシン時に前身頃の縦ダーツの、幅に対する長さが“ちょっと短いなぁ…”と思いました。

最近は勘が冴え渡っていて、“これどうかなぁ…ちょっと微妙だなぁ…”と思いながら見過ごして作業を進めると、大概失敗します(´・ω・`)

今回も縦のダーツ分量が多くなってしまったことに、腹ぐせとして横にもう一本ダーツを取っていること、素材がモヘアであることが相まってミシンの後のクセ取りが大変でした。

お客様はB体で縦のダーツはほぼ飾りにひとしいので、もっと幅を狭くするか、ウエスト位置を上げてダーツを長くすれば良かったのですが、気づいた時には後の祭りでした。苦心惨憺したものの、製図と縫製は常に連動していなければならない事を改めて思い知らされて良い勉強にはなりました(^^;)

なんとかクセ取りを終えて腰ポケットへ。玉縁が開かないように、縫い代を割る時には口角を上げる感じにアイロンをあてて、

20140726013125889.jpg


蓋を付ける時に玉縁の端が下がらないようにミシンかけにも気を配って。

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師匠曰わく、クセ取りをする時も、生地をしつけ糸で合わせる時も、ミシンをかける時も、縫い代を割る時も、常に出来上がりを意識しながらその形に持ってゆくように作業するのが、イメージ通りに作るコツらしいです。

こうして仕事に向き合うと、今まで何気なく行っていた作業の一つ一つにとても深い意味があることがわかって嬉しい反面、慎重になりすぎてなかな前に進みません。゚(゚´Д`゚)゚。一応、袖と裏地の内ポケットは出来てるのですが、夏物だし間もなく8月だしもう少しピッチを上げなければ(*`Д´*)

2014072601320500c.jpg

腰ポケットまで出来ました。

イベント企画、進行中。

河内です。去年の夏は毎年恒例の業界のファッションショーへの出展に、夏の講習会と、二つのイベントで怒涛のごとく過ぎてゆきました。

今年は打って変わって穏やかな夏を過ごしているわけですが、せっかく時間があるのでワークショップをしてみる計画が持ち上がっています。テーマは

「ポケット作りで立体を考える。」

職人の作る服はひと手間ひと手間の積み重ねで成り立っています。

職人の手間とは、ただ時間をかけて多くの工程をこなすということではなくて、一つ一つの作業をほんの少しずつ気を配りながら行ってゆく事だと思います。
本当に仕立ての良い服は見た目の美しさや着心地だけではなく、耐久性にも表れます。

ちょっと理屈っぽくなりましたが、内容はシンプルです。両玉縁ポケットを作りながらいつもの工程にほんのひと手間加えるだけで、こんなにも変わるんだ…ということを体感して明日からの物作りに取り入れられる、そんなワークショップを目指しています(^^)

壇君のモーニング②

河内です。肩線を背中側にスライドさせたカッティングの名称をご存知でしょうか?酒井教室では当たり前に「ミッチェル裁断」と呼ばれているのですが、「ミッチェル式」は「文化式」や「ドレメ式」のように型紙を作図する方法のひとつで、どうやらカッティングとは関係無いようです(ノД`)

ところで紳士服ではよく見られるこの肩線の位置について、理由をあまり深く考えた事がありませんでした。

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でも、この壇君のモーニングの写真を見て“あれっ!?”っと思いました。こんなにも襟ぐりが登りあがっているのに、突きジワが出ていないのです。

どうやら、この肩線はデザイン的な要素や肩甲骨のイセが沢山入れられる事以外にも大切な役割を担っているようです。

この事に関してはただ今検証中で、8月にモーニングを解体してみることになったのですが、実は以前に一部解いて見せていただいていたことがあって、肩周りの芯の作り方や衿のアイロン処理の仕方などは今の物作りに取り入れています。

師匠のお客様の上着に使用する毛芯もマイナーチェンジして、すでにこんなにも前肩になっています。


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早く表地に据えて、肩入れして袖を付けてみたい(≧▽≦)

酒井教室ではこれからも、このカッティングは「ミッチェル裁断」と呼ばれ続けますが、いつか世間的にもそう呼ばれる日が来るぐらいの画期的な発見が出来るといいなぁ。

師匠のお客様



河内です。写真の上着は師匠のお客様の仮縫い待ちです。

素材はヴィンテージのモヘアを使用していますが、どうやら生地も人と同じで年月とともに練れて穏やかになるようです。

織り立ての生地は、糸の縒りが強いのでアイロンをかけると縒りが戻ろうと激しく伸び縮みすることがあります。それはあたかも“ちゃんと仕立てられるのか?”と試されているようで、凄くテンションが上がる楽しい瞬間ではありますが、今回の生地からは長い年月によって培われたおおらかさや懐の深さのようなものを感じました(●´ω`●)

師匠のお客様はB体なので、お腹の丸みを出すために二箇所のパターン補正をしました。



一箇所はウエストラインのダーツ、もう一箇所は前身頃の脇線をカーブで描くのに対して、細腹の脇線を真っ直ぐにすることです。こうしておいて縫い合わせると、前身頃のカーブが細腹の直線に押されて丸みが出ます。またテーパードになっているので裾が跳ねることなくきれいにおさまります。

誂え服を美しく機能的に仕上げるにはアイロンワークや針使いがポイントになりますが、より着心地の良い一着にする為にはパターンの精度も重要な要素です。
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